-
理学療法士がトレーナー活動!就職して1年目のPTが野球のトレーナーになるためにやったこと5選!
何度か記事に書いている「スポーツ現場で働く理学療法士」のテーマ。 学生PTや若手理学療法士は興味がある話題なんじゃないかな、と思います。 学生時代に「野球肘」や「野球肩」などで自分自身が理学療法士にお世話になったことから、理学療法士を目指すきっかけになった人も多いと思います。私もその中の一人です! だけども、いざ養成校に進学してみたり、理学療法士として働き始めたら 講義内容に「スポーツ理学療法やテーピング手技などは思っていた以上に少ない!」 いざ就職したら「スポーツに触れ... -
【野球肘・肩】リハビリの中で投球フォーム指導ってあなたはどうする?
野球肩や野球肘のリハビリに関わっている際に「投球動作指導」というオーダーを医師から受けたことがあると思います。 投球動作指導ってどこまで踏み込んでいいか分からない 投球動作のどこから着手していいか分からない そんな悩みを持ったことありませんか? 私は入職してから半年のタイミングで投球障害の患者さんを初めて治療しました。当初は何をしたらいいのか正直わかりませんでした。 「障害予防の視点からみた投球動作の型」みたいなものは文献で出回っているため、そこから逸脱してる部分を修正すればい... -
SLRが上がらない?術後リハでセラピストが考えるべきこと!
今回は野球に限らずのテーマになります。今回は「術後早期のSLRの獲得」についてです。膝ACL再建術後や人工関節置換術後などの手術後早期に、筋力低下目的や早期離床・歩行獲得のために取り入れられる中で最もpopularなエクササイズかと思います。 術後リハビリ開始時にSLRがすぐにできる人とそうでない人どちらも見たことがありますが、できない人で苦戦する人も中にはいますよね。なかなか脚が上がらない時にどうすればいいかわからなくなる、なんてケースも経験の浅いうちは多いかと思います。 そういう時に必... -
【トレーナー向け】理学療法士の野球現場でのトレーナー活動ってどんな感じ?
学生の頃に理学療法士という存在を知って漠然と「チームや個人に対して、さらにいうとスポーツに関わる理学療法士になりたい!」と志す方々は一定数いると思います。というか、いるでしょ!だって、なんか憧れるじゃない! 他にも、理学療法士の資格を取ったはいいものの、まだスポーツ現場に出れずに「スポーツに関わりたいな〜」なんて思って日々の業務に励んでいる方々もいますよね。 以前そんな方々に向けて「理学療法士がスポーツ現場に出るためにやったこと5選」という内容でブログを書きました。今回は実際... -
【野球選手向け】ハム肉離れの再発予防案!本当に柔軟性が原因か?
野球選手の怪我といえば真っ先に来るのは投球障害かと思います。いわゆる野球肘や野球肩という怪我ですね。でも、実際の発生頻度でいうとどうでしょうか。ある報告によると「メジャーリーグ選手の怪我を調べて一番多かったのは大腿二頭筋損傷(ハムストリングス肉離れ)」というデータが出ています。 意外と思った人も多いのではないでしょうか。まあ、そこのデータはともかく。今回のテーマは「ハムストリングス肉離れの再発予防」についてです。実は、ハムストリング肉離れの経験のある競技者を対象に再発率を調... -
【選手向け】球速アップ、肩を強くするなら腱板を鍛えるは嘘!
前回の記事では腱板(よく言うインナーマッスル)を鍛えるには下準備と工夫が必要だという記事を書きました。簡単に内容をまとめると以下の通りになります。 投球動作を繰り返すことで身体は同じ筋肉を何度も何度も働かせる。 繰り返し使われた筋肉は緊張が高くなり姿勢不良へとつながる。この姿勢不良や緊張のバランスの変化がある状態では、適切なトレーニング効果を得ることができない。 トレーニング効果を最大限かつ効率的に得るために、下準備として簡単なストレッチやエクササイズを用いて筋緊張の状態や姿... -
【選手向け】野球は腱板(インナーマッスル?)をまず鍛えろ、は本当か?
よく野球選手、特に投手なんかは「チューブトレーニングでインナーマッスルを鍛えなさい」なんてことを言われると思います。必要なのは確かにそうです。 ※インナーマッスルという言葉は好かないので以下、「回旋筋腱板を省略し、腱板」と記します。 回旋筋腱板(rotator cuff):棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋から構成される。上腕骨頭を求心位に保持し、肩関節の動的安定性に関与する。 ですが、むやみにチューブトレーニングをしたところで効果は出ずらいです。なぜなら日々の練習で繰り返し使われている身体... -
【指導者・保護者向け】野球少年の身体を守るために考えること3選!
前回の記事で「選手が競技から長期に離れることは非常に大きなストレスで、モチベーションの大きな低下につながる」ということを書きました。 選手が競技から長期に離れなければいけない原因も様々ありますが、多くの場合は怪我によるものがあげれられます。我々理学療法士は、怪我から早期に復帰させる役割をになっているのと同時に、怪我をしづらい身体作りをすることもになっています。 今回は、指導者や保護者が選手の怪我を少しでも減らすためにできることをあれこれぼやこうと思います。 投球数が過度になっ... -
【野球指導者・保護者向け】野球がつらい、つまらない、、。にならないために
野球を始めるきっかけはたくさんありますよね。親の影響や漫画やアニメ、友達の誘い、有名選手に憧れてなどなど。 そんな野球を長く続けてほしい。途中で離脱しないで最後まで夢を追い続けて欲しい!と思う今日この頃。 怪我の影響や自分自身が主力選手になれずにリタイアする選手を何人も見てきました。この記事を読んで、そうなってしまう選手が1人でも少なくなればと思います。 怪我はしないのが一番だけど、怪我をきっかけに学ぶことは多い! 私は仕事柄、怪我でプレーを離脱しなければいけない選手に... -
手段(やること)ではなく目的(なぜやるか)を先に考える
学生の患者さんや競技現場でよく見受けられる現象で「スクワット〇〇kg挙げた!」、「ベンチプレス〇〇kg挙げた!」等の張り合い。非常に勿体無い、、。 ましてや、デッドリフトやスクワットを部活でガシガシやって疲労骨折なんてケースも多く見受けられます。何のためのトレーニングをしているのか。 もちろんトレーニングを否定しているわけではありません。むしろやるべきものとして考えています! ただ、「なぜやるのか」が明確では無い状態でガシガシとウエイトトレーニングをやるのは効果も出ずらい... -
野球の投球動作における「トップを作る」に対する考え
今回は投球動作における「トップ」に対する私の意見をあれこれ述べたいと思います。なぜこの記事を書こうと思ったかというと、今に始まったことではありませんが「トップを作る」という言葉が逆にトップを崩すと思ったのがきっかけです。 というのも、私は理学療法士を始めた1年目から投球障害に向き合ってきました。私自身も小学生から野球を始め、現在に至るまで趣味程度ではありますが野球を続けています。私の周りの人も、リハビリで関わる人も投球障害に悩む人はたくさんいます。 その中で多くの人に共...