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手段(やること)ではなく目的(なぜやるか)を先に考える

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 学生の患者さんや競技現場でよく見受けられる現象で「スクワット〇〇kg挙げた!」、「ベンチプレス〇〇kg挙げた!」等の張り合い。非常に勿体無い、、。

 ましてや、デッドリフトやスクワットを部活でガシガシやって疲労骨折なんてケースも多く見受けられます。何のためのトレーニングをしているのか。

 もちろんトレーニングを否定しているわけではありません。むしろやるべきものとして考えています!

 ただ、「なぜやるのか」が明確では無い状態でガシガシとウエイトトレーニングをやるのは効果も出ずらいでしょうし、怪我のリスクも上がるし、むしろやらない方がいいのでは?なんて考えることもあります。

 ここら辺は指導者の意向もあるでしょうから、選手がどうこうできるものでは無いのかもしれませんが、やはり何事も「なぜやるのか」を先に考える必要があると思います。

「なにをやるか」は「なぜやるのか」が決まってやっと決まる!

 一見当たり前のことを大々的に見出しにしましたが、これってできていないことが多いんです。だからこそ最終到達点が曖昧だったり、意図したことからずれたり、結果的には十分な効果や結果がえらえなかったりします。

 もう少し具体的に例を挙げます。部活動の補強として行っているウエイトトレーニングは競技力向上に繋げるために、体力を向上させる目的で行われるはず。

 それなのに目標挙上重量を設定して、その挙上重量を上げるためにウエイトトレーニングに取り組むようになるなんてことが多いんです。

 だから、フォームはでたらめなフォームになりがちで、目標重量をクリアしたらシーズン中はトレーニングをほとんどしなくなる。

 これって果たして、何のためにウエイトトレーニングを練習に取り入れたんですか?って話になりません?

 「なぜやるのか」と言う目的意識がしっかりとあれば、このような結果にはならないはずです。(もちろん目的意識がしっかりとしていても、その手段を的確に設定する能力がなかったり、その道の専門家を選べなければ効果は出ずらいです)

 私は公立校出身でした。平日の練習時間はせいぜい3時間程度しか取れません。競技練習をする時間としても足りないくらいなのに、そこに効果が得られにくいメニューの時間を割くことは時間を無駄にしているのと一緒になります。だったら、ひたすら競技練習に打ち込んだ方がよっぽどマシです!

 ただ、それだけでは足りないから競技練習とは別のメニューを取り入れるわけです。ならば、限られた時間の中で最大限の効果を、なるべく効率よく得られるようにしなければもったいないですよね?

 「なぜやるのか」が決まらなければ、何が必要で、どうすれば効率よく効果を得られることができるのか、そのためにはどういう手段を取るのがベストか、などが決められないんです。

 「なんかどこの学校もやってるし、効果ありそうだからやってみよう!」じゃダメなんです!

 まずはしっかりとした目的意識を持って目標設定をするようにしましょう!何をやるか、どうやってやるかよりも先に、「なぜ、何のためにやるのか」を明確にすることが重要です。

 今回は短い記事になりますが、皆さんの考えかたのヒントになればと思います!

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