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【野球指導者・保護者向け】野球がつらい、つまらない、、。にならないために

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 野球を始めるきっかけはたくさんありますよね。親の影響や漫画やアニメ、友達の誘い、有名選手に憧れてなどなど。

 そんな野球を長く続けてほしい。途中で離脱しないで最後まで夢を追い続けて欲しい!と思う今日この頃。

 怪我の影響や自分自身が主力選手になれずにリタイアする選手を何人も見てきました。この記事を読んで、そうなってしまう選手が1人でも少なくなればと思います。

怪我はしないのが一番だけど、怪我をきっかけに学ぶことは多い!

 私は仕事柄、怪我でプレーを離脱しなければいけない選手に多く関わります。もちろん最短でプレーに復帰できるためにはどうするかを考えてアプローチしていますが、中にはそういかない選手もいます。

 痛みがなかなか改善しなかったり、以前記事にした上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の診断を受けた選手、術後の選手など。

 長い間、プレーから離れることは選手にとって非常に大きなストレスとなります。私自身も「腰痛」に悩み一度はリタイアを考えた身です。

 その時、実際に何を考えていたのかなと思うと「楽しくないな」なんですよね。

 好きだからやっていた、楽しいからやっていた野球が「楽しくない、苦痛」に変わってしまうんですよ。この瞬間に辞めたいなって思ってしまうんです。

 だからそうならないように、野球に対するモチベーションをいかに保てるか、という工夫をを考えています。

 私はリハビリの現場で選手に関わるので、小学生であれば怪我を乗り越えた先の、夢や希望を与える関わり方をします。例えば、実際に活躍している選手の特徴と選手自身の特徴を並べてみて共通点とそうでない点を説明し、上達するために必要なことを提示します。そうすることで、目標値を可視化することができてゴールを決めることができるので、そこに向けて頑張る選手が比較的多いです。

 中学生以上の選手であれば、最近はネット上の知識が多いためより専門的な知識を提供することを考えます。調べれば出てくる情報よりも詳細に、もしくは消化しきれない知識を整理して、競技力を向上するために必要なことを提供します。

 いずれにせよ、選手の向上意欲を掻き立てることがモチベーションの維持につながると考えアプローチしている点です。

 普段、スクールなどに通わない限り自分自身の身体を詳細にみてもらう機会ってなかなかないものです。だから、怪我をした時に「ここが良くて、ここが足りていないんだ!」という発見ができるんです。(可能な限り、野球を専門で診ている病院を選択した方が良いです)

 怪我、痛みで悩んでいるのであれば経過を見るのではなく、医療機関を受診しましょう!

勝つだけの野球にならないようにする!

 前述したのは「医療の現場ではこんな感じ」というのを私なりに述べました。今度は「競技の現場ではこうであれば良いな」をあれこれぼやいてみます。

 「勝負の世界なのに何を言っているんだ」と思われるかもしれません。それでもとても大切なことなんです。

 野球という競技はベンチ内に20名しか入れまんせん。フィールド内でプレーしている選手は9名です。しかも、バスケやバレーと違って入れ替えが自由ではないです。一度ベンチに退けば、その試合内で出場することができません。(ポニーリーグは別です)

 選手にとっては試合に出ることが一番の楽しみなんです。勝つことだけに執着して同一選手のみを起用し続けると試合に出れない選手は「どうせ俺は、、」とモチベーションが下がります。特に学童期の選手はそうです。中高生になるとある程度、実力に対しての理解や反骨精神が出てくるので割り切れるかとは思いますが。

 いかに選手の参加機会を増やせるかが重要になります!

まとめ

 怪我によりノースローで離脱するのは選手にとって大きなストレスです。いかに早期に選手を競技復帰させれるかが重要です。

 「痛みが取れまでノースローにしよう」と判断するのは控え、なるべく早期に医療機関(投球障害を診ている場所で)を受診するようにしましょう。

 怪我の治療だけでなく、身体についての知識や考え方、野球上達へのヒントを得られる可能性もあります。

 競技現場の指導者の方は、勝利はもちろんですが選手たちがどれだけ野球を楽しめるかを考えることも大切です。特に学童期においては、各選手の試合参加機会がなるべく多くなるような工夫をしましょう。

 プロ野球選手、メジャーリーガーがたくさん活躍しているニュースがどんどん増えていますね。未来のスター選手になるであろう野球少年、野球青年たちが全力で楽しめる環境づくりをしたいですね!

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