初めましての方は初めまして!前回の記事を読んでくださった方はまた見ていただきありがとうございます🙇🏻♂️『あき』です!
突然ですが、臨床で学生や保護者、患者さんから
身体づくりをしたいけど食事はどうすればいいの?
小中高それぞれの子供がいるけど年代別で食事の違いはどうすればいいの?
最近動きすぎて疲労回復を促すような食事はどうすれば、、
などなど様々な質問を投げかけられて、回答に困ることはありませんか??私も就職して初めてのころは回答に困って言葉が詰まることが多かったです😅
そんな時に栄養学の知識があると適切な回答ができるようになりますよね。加えて、自身の治療戦略やトレーニング戦略に直接的につながり強みになります!
今回は「理学療法士やトレーナーが学ぶべき」栄養学について書きたいと思います。
理学療法士、トレーナーは栄養学を学べ
栄養学を学べば治療効果やトレーニング効果が向上する!
患者さんの治療の中で筋力向上を図ることや、トレーニングにおいて対象者のパフォーマンス向上を目的とした時に我々が筋力トレーニングを選択するのは至極当然なことかと思います。
しかし、「トレーニング効果」がどこまで反映されているでしょうか?実は本来期待される効果の50%にとどまっているかもしれません!
トレーニング効果を引き上げる、もしくはリカバリー期間のトレーニングメニューを考えていく上で患者さんの栄養状態を少しでも把握しアドバイスするだけでトレーニング効果を引き上げることが可能です!
治療効果、トレーニング効果の底上げは食事と睡眠から
筋肥大のメカニズムとして
筋力向上のプロセスを考えた時に、、
- トレーニングによる筋刺激、代謝産物の蓄積
- 損傷後の筋組織の修復(超回復)
- 筋の断面積増加(筋肥大)
基本的にはこのサイクルが繰り返し行い筋肉のボリュームを増やしていく形となります。もちろん筋力向上の要素は筋断面積の増加には限りません。神経伝達の要素も考えなければならないからです。それは後日の記事で、、
筋組織の修復に着目した時に
では、筋組織の修復とは私たちの身体の中でどのようなことが行われているのでしょうか?
トレーニングにはプロテインを飲め!
食事はタンパク質をたくさん摂取しないとダメ!
脂質は極力減らすか良い脂質を摂取しろ!
などなど、よく耳にするフレーズがあると思います。
果たしてタンパク質を摂れば摂るだけ修復は早まるのでしょうか?残念ながら答えは「No」です。私たちが一回の食事あたりで吸収できるタンパク質量は決まっています。
加えて体重1kgあたり1.6gのタンパク質摂取と2.5gのタンパク質摂取の比較で筋発達に有意差は見られなかったというデータも出ています!
じゃあ、タンパク質以外に何を取れば良いの?
「タンパク質量で差がつかないならどこで差をつければ良いの?」と思いますよね??
ここで重要になってくるのが「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」です。何を当たり前のことを言っているんだ、と思う方もいるかもしれません。
では、実際に上記3種の栄養素が1日にどれくらい必要で、どの食物をどれくらい食べれば必要量を満たすかご存知ですか?一言で「ビタミン」や「ミネラル」と言ってもどのビタミンが何の要素を持っているか把握できていますか?
私も3年前までは全然把握できていませんでした、、。
ただ、その知識がついてからは積極的なコミュニケーションが生まれました。加えて食事についての簡単なアドバイスをさせていただき、実際に効果が得られた時には学んで良かったと、強みとして認識できました!
まとめ
今回は栄養学を学ぶことで自らの強みにつながる、ということを書かせていただきました。
・今の治療やトレーニング処方に加えて「栄養学」の要素を取り入れることで効果向上が期待できる。⇨満足度につながりリピートされる、指名される機会が増える!
・自らの強みができれば活躍の幅が広がる!この人だから頼れる!という個別性が確立できます。ただのセラピスト、指導者ではなく一味違う専門性の高いセラピストを目指してみませんか?