まずはリアライメントに着手せよ

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 初めましての方は初めまして!前回の記事を読んでくださった方はまた見ていただきありがとうございます🙇🏻‍♂️『あき』です!梅雨に入りジメジメと暑い日々が続く季節になりましたね。働きながら背中に汗が滲むのがとてもストレスな日々です、、笑 

 今日は私が「運動療法とトレーニングに共通して必要」と考えるリアライメントに関してあれこれぼやいていきたいと思います!

少しでも効果を出すために

 トレーニングで自分が望む効果を出すためや、運動療法を行う上で適切な筋の再教育を行うためにリアライメントは最重要な要素と私は考えます。様々なメニューを考えてトレーニングしてもなかなか筋のボリューム感出ない・ディテールが悪いということや、治療効果が思うように反映されないと感じることがあるのではないでしょうか?

 メニューが悪いのか、フォームが悪いのか、あれか、これか、、、。誰しもが悩むことがあることかと思います。そんな時に一度立ち止まって確認して欲しいのが「アライメント」です。

リアライメントとは

 では、「リアライメントって実際なんなのか」です。英語で表記するとrealignmentとなり、re+alignmetと分けられます。直訳すると再編成、再調整すると捉えることができるかと思います。これを私なりに置き換えさせてもらうと、姿勢の再調整や筋バランスの再調整となります。

 つまり、ストレッチやエクササイズを通して筋緊張の緩和や骨の位置調整を行うことで、本来あるべき姿勢に戻すことを指すと私は捉えています。 

リアライメントをすることで何が起きるのか

 では、リアライメントをすることの何が重要なのかです。

 まずは可動性の確保につながることが挙げられます。狭い可動域では十分な関節運動が行われず筋肉の収縮と伸長が限られた範囲になってしまいます。加えて左右の可動域の違いがあると運動時のバランスが悪くなることや怪我のリスクにつながります。

 肩甲骨のアライメント異常を例に考えます。近年はパソコンやタブレット、スマートフォンの利用頻度の影響で猫背様の姿勢、すくみ姿勢がよく見受けられます。姿勢から予測すると肩甲骨は外転・挙上・前傾位のいずれか、あるいはそれらの複合が考えられますね。

⇨普段から肩甲骨外転・挙上・前傾位を呈した状態で動作をしていると僧帽筋中・下部や前鋸筋の活動性低下が引き起こされます。それに伴って肩甲骨の内転や上方回旋のモビリティの低下が引き起こされます。その中で肩関節挙上・外転を強制された時に関節負荷が高まり怪我をすることや、肩甲挙筋や僧帽筋上部の代償による動作でターゲットへの適切な刺激にならないことが考えられます。

 上記のように、正しい動作や目的とした動作を行うための準備としてリアライメントは重要になります。

 次にパフォーマンス向上の可能性です。可動性確保に伴い出力の向上が期待できることはもちろんそうですが、リアライメントにより筋肉の張力が変化します。簡単に言えば、筋肉の長さに変化が出るわけです。筋力発揮の特性の1つとして筋節長の関係が挙げられます。

筋節長とは⇨筋肉を細胞単位で細分化した際にミオシンフィラメント(太)とアクチンフィラメント(細い)から構成される筋節の長さ。

 筋出力は筋節の長さに影響を受けます。自然長に近いと筋肉は伸びもせず、縮みもしないリラックスした状態となり筋出力はしづらい状態となります。筋肉が極端に伸長されている、もしくは短縮していると筋出力は低下します。逆に適度に張力がかかっている状態だと筋出力は向上します。

 大腿後面のハムストリングスを例に考えます。骨盤後傾が助長される姿勢になると起始部の坐骨結節が落ち込む形となり停止部に近づきます。

起始・停止が近づくことでハムストリングスは縮む方向、つまり筋の緊張は緩む方向へ誘導され筋出力がしづらい状態となります。これにより拮抗筋の大腿四頭筋とのアンバランスが引き起こされ共同収縮の際に十分な力が発揮できないことや、膝関節屈曲運動時に十分なハムストリングスの活動が得られないことが考えられます。

まとめ

 今回は「リアライメントの必要性」について私なりにあれこれ、ぼやかせていただきました。そんなの当たり前でしょ、と考える方も多いかと思いますが意外とできていないことが多いと思います。なんとなくでも構わないので皆さんの頭の片隅に置いていただければと思います。

 最近、トレーニングやコンディショニング現場に加え、実習に来ている学生に指導する機会があり自分の知識の再確認や足りない部分に気付かされることが多くなりました。

 自分も日々研鑽が必要ですし、学んだことをどんどんアウトプットできればと思います。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

 

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