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野球トレーナーになるには「コネ」が必要?

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 よく「野球トレーナーになるにはコネが必要」なんて言葉を見かけます。でも、それって本当なのでしょうか?コネだけでなれるような仕事じゃないと私は感じています。

 確かにつながりを持っていれば、紹介してもらえる機会は増えるかもしれません。だけど、紹介してもらえるまでの時短ができるということだけだとも言えます。

 大事なのは、自分がどう行動をして価値提供ができるか。自分がどんなトレーナーになりたいかを明確にした上で、どう実績を作っていくのかが大事です。

 その活動や実績に対して、あなたを必要としてくれるチームや選手が声をかけてくれます。場合によっては、あなたの活動実績を評価してくれた人が必要としている相手を紹介してくれることもあります。

 大事なのは「コネ」ではなく、あなた自身がどう行動するかなのです!あとは、ちょっとしたタイミングもありますけど。

「コネ」は作ろうとするのではなく、行動の先にできる

 よく「コネ」を作るのは大事だとか、「コネ」を作るためにあれをやろうとか、そんな発言や発信を見かけます。でも、それって本当に必要なものですか?それでできた「コネ」ってなんの役に立ちますか?

 大事なのは、自分のとった行動や行なってきた活動に興味を持って、認知してもらった相手との関係性なのではないかと考えます。

 作ろうと思って繋がった「コネ」はただの連絡先に過ぎないのではないでしょうか?何かあったときに真っ先にあなたに連絡をくれますか?こんな活動があるんだけどやってみない、なんて声をかけてくれるでしょうか?

 可能性はまず少ないですよね。

 しかし、自分がやりたいことや実現したいことに向けて行動を起こし、その行動を認知していただいている相手であれば、あなたがどんな人か、どういう点が優れているのかなどを知ってくれています。活動や実績を知っているからこそ、あなたという人間を他者に紹介しやすくもなりますし、提案したくもなるものです。

 だからこそ、「コネを作るための行動」をとるのではなく「自分がやりたいこと、実現したいことに向かって行動を積み重ねる」ことが今は大事なのです。

じゃあ、実際に野球トレーナーになるには何を考えればいいか

 まずは、どういう人材になりたいのかを決めましょう。あれもこれもはまず難しいです。よっぽどの天才でない限りは。そのため方向性を明確化しましょう!

  • どう貢献したいのか
  • どのレベルを対象にするのか
  • どのくらいの頻度で行うのか
  • 収益を求めるのか

 上の4点は特に必要になると考えます。1つ1つ説明していきます。

 以前の記事では、私が理学療法士として入職1年目から野球部トレーナーになった方法もまとめていますので、こちらもご覧ください!

どう貢献したいのか

 どのような価値を提供するのかを考えてみてください。

  • 怪我リスクを低減
  • 動作評価、修正をし競技動作の向上
  • トレーニング指導による体力向上
  • 怪我人の復帰を促通、再発予防
  • 競技スキルを指導し、技術向上 etc

 これに正解はありません。あなたの専門分野にもよりますし、思い描いている将来像でも変わります。大事なのは「どうなりたいのかを明確にすること」です!

 あれもこれもやろうとしても、中途半端になっては意味がありません。自分の専門分野外に手を出して十分な価値を提供できないのは、選手やチームにとって不利益になります。

 まずは一本化して、自分の専門分野でできることを突き詰めることを私はオススメします!

どのレベルを対象にするのか

 野球のトレーナーといっても対象の幅は様々です。学童期や高校野球、大学野球や社会人、独立リーグやプロ野球、メジャーリーグまで。

 自分がどこを対象にするかで、そこまでのロードマップは大きく変わります。そのため、はじめにどこを対象にするかを決めて、そこから逆算して必要な行動をとっていくことが必要になるのです。

 また、対象にするレベルで求めらる内容も異なります。同じ障害予防でも、競技レベルや求められる身体機能が異なれば、そこに対して行う内容も変化するので。

どのくらいの頻度で行うのか

 介入頻度でもやれる内容は変化しますので重要な要素と考えます。処方したままでは定着度合いや変化を見ることができません。フィードバックもおこうなうことができません。

 数ヶ月に一回であれば、セミナーに近い形での活動になるでしょう。月に一回であればやや少ないように感じますが、運動処方をして定期的にフィードバックを与えることができます。

 このように、実際に活動できる頻度で自分が行える内容や範囲が決まってくるため考える必要があると私は考えます!

収益を求めるのか

 学生のうちに現場経験として行うのであればボランティアで活動するのも一手段と考えます。しかし、資格を持って、もしくは資格がなくとも生業として活動するのであれば収益は求めるべきです。

 これはお金をいただく上で「中途半端なことはできない」という自分に対するマインドセットとそこに対して不足のない準備をするためです。

 たしかに、「お金をいただく上で中途半端なことはできない」は当たり前のことです。しかし、金銭が伴わなければ双方の業務範囲の認識が曖昧になったり、責任の所在が曖昧になります。金銭面を含めて正式に契約を結ぶことで、活動内容や目的を明確にし、自分のやるべきことに集中できます。

 「いや、僕はお金がなくても全力で働きますよ!」なんて人もいるでしょう。それはそれで素晴らしいと思います。でも、しっかりとした準備をしてセミナーをした、もしくは現場で十分な活動を行なったからには報酬をいただくべきです!

とりあえずやってみよう!ではいけない

 まずは上の4点をイメージした上で活動を考えていきましょう!

 とりあえずやってみよう!でうまくいくことはありません。なぜなら、理学療法士やトレーナーはいくらでもいるので。必要なのは「あなたがどう貢献できるのか」です。だからこそ、最初に4点を考えた上でどう活動してくのかを決めて欲しいのです!

まとめ

  • 野球のトレーナーになるのにコネはいらない!
  • 大事なのはどう行動していくか!
  • 自分のとった行動や行なってきた活動に興味を持って、認知してもらった相手との関係性が大切!
  • どう貢献したいのか、どのレベルを対象にするのか、どのくらいの頻度で行うのか、収益を求めるのかの4点を考える。
  • とりあえずやるはだめ!どう活動するかを決めて行動する!
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