以前のブログで「スポーツ現場で活躍するために」という内容での記事を書きました。

でも、そもそもスポーツ現場で働くにはどうしたらいいのかとか、現場に出てみたいけど自信がないとか、知識や経験が追いつかないとか、、
若手PTやPT学生はいろんな不安要素がありますよね。実際に私自身も初めはそうでした!
そんな私でも入職1年目から現在に至る7年間の間、スポーツ現場で理学療法士として働かせてもらってます。
しかも、ご縁があって母校の高校野球部に。OBとしては嬉しい限りです。
今回はそんな「理学療法士がスポーツ現場で働くために、またそれにあたっての一番の勉強法について」をあれこれぼやきたいと思います。
スポーツ現場での働き方はスポーツ現場でしか学べない
結論その世界のことは、その世界にどっぷり浸からないとわからないんです。
だから、もしスポーツ現場で働きたいならスポーツ現場に行くのが一番です。それで「これがやりたかったことだ!みたかった世界だ!」となれば学び続ければ良いし、「なんか違うな、これじゃないんだよな」と思うなら別な選択肢をとればいいのです。
自分の知り合いや先輩、職場の上司などに現場に出ている人がいるなら積極的に声をかけて見学についていきましょう!
いくら病院内やクリニックの中で働いていても、いくらリサーチしたり座学で勉強しても、実際に現場に出てみればイレギュラーばかりです。(もちろん最低限の知識はあるものとして)
そんな現場を直接みて、触れて、感じて自分の中に落とし込んでいくのが一番の学びになります。
スポーツ現場で働くのと、院内で働く違い
スポーツ現場で働く際の一番大きな違いは、診察や検査を終えていない状態で選手に関わることです。
院内業務のようにカルテに情報があって、レントゲンやMRI、エコー所見が見れる環境で、Drから運動制限やリハ内容の指示が出る環境ではないので、自分の判断がその後の経過を決めると言っても過言ではないです。
どこが責任病巣なのか、何による痛みが生じているのか、場合によっては急性外傷に対応する必要があります。徒手検査、各種テストから判断していかなければなりません。
私たち理学療法士が現場で求められているのは、怪我の対処とプレー続行可能か判断、コンディショニング対応が主になります。
こういう能力はその場に出くわして、たくさん経験していかないと培われないものだと私は思います。
最初は自分一人だと右も左もわからない、むしろ迷惑をかけてしまう可能性もある中で働くなんて無理です。
だからこそ、自分の近くにいるスポーツ現場で働いている人と一緒に現場に行って、まずは見るところから始め、部分的にでも経験していく必要があるのです。見て学び、やっていることを吸収して自らのスキルにしていくのです。
スポーツ現場に理学療法士として出てみて
私自身、初めて現場に出たのは入職して3ヶ月が過ぎた頃でした。早いように感じるかもしれませんが、私としては想定通りでした。
というのも、もともと私は「スポーツに携わる理学療法士になりたい」というのが目的で理学療法士の資格を取得しました。
そのため就職先を決める際に、スポーツを積極的にみている病院やクリニックを徹底的に調べました。その中でも、院外活動を行っているところを優先して。理由は先ほども述べたように「現場で働く」が目的だったからです。
その中で自分自身が学生時代にお世話になっていたクリニックが求人を出しており、現場での活動も行っていたため、目的を達成するためにアプローチしやすいと考え、就職先と決めました。
結果として、職場の先輩方が院外にでるタイミングで見学をお願いし、様々な現場の様子を見ることができました。野球、バスケ、陸上など。
競技によって起こる頻度の多い障害や外傷は様々なため、対応の仕方を多く学べたことにより独り立ちしてからあまり焦ることなく対応できました。
また、上司と活動することで、何かあった際にすぐに相談することができるという安心感があり、自分自身がのびのびと活動することができ、積極的に行動することで学ぶ機会を増やすこともできました。
今では一人で多くの選手と関わり合い、一緒に競技で結果を残すのような気持ちとなり活動できて、仕事満足度が非常に高いです。
まとめ
スポーツ現場で働きたいと思っている理学療法士、PT学生の皆さん。その夢、叶えるためにまずは現場で働いてる理学療法士にコンタクトをとりましょう。
現場のことは現場でしかわかりません。スポーツ現場での理学療法士を学ぶには現場に出るのが一番なのです。
自分が志した「スポーツ現場で働く理学療法士」になるためにまず一歩踏み出しましょう!