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初めましての方は初めまして！前回の記事を読んでくださった方はまた見ていただきありがとうございます🙇🏻♂️『あき』です！
最近ご縁があって、とある干渉波の機械をデモとして使用させていただいています。物理療法機器は病院のみならずクリニックにも何種類かは設備としてあるかと思います。中にはリハビリを物理療法機器のみで行っているクリニックも少なくはないのでしょうか。（私が現在住んでいる周辺地域には比較的多く存在しています）
今回はそんな物理療法機器についてと、それに対するセラピストの必要性・重要性についてあれこれぼやいていきたいと思います。
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「リハビリ」に対しての認識
そもそも、私自身が「皆さんのリハビリに対しての認識ってどうなっているのだろうか」という素朴な疑問がこの記事を書こうと思った要因です。よく高齢者の方々から「向こうの病院でリハビリは電気だけだったんだよね」とか「リハビリやっていきたいです（電気をかけていきたいです）」と言う声を聞きます。
確かに電気をかけるというのは、低周波や干渉波などの物理療法にあたるためリハビリの概念に当てはまるとは思います。ただ、物理療法のみを行うことをリハビリと捉えるのは違うのではないかと私は考えます。だって、電気だけならリハビリ専門職って必要なくない？と思うからです。
リハビリテーション医療は、基本的動作能力の回復等を目的とする理学療法や、応用的動作
能力、社会的適応能力の回復等を目的とした作業療法、言語聴覚能力の回復等を目的とした言 語聴覚療法等の治療法より構成され、いずれも実用的な日常生活における諸活動の実現を目的 として行われるものである。
厚生労働省ホームページ 第7部 リハビリテーション 通説1より引用
厚生労働省ホームページの文言を上記に引用させてもらいました。基本動作・応用動作能力を再獲得し日常生活活動の実現を目的に行うには物理療法のみではなかなか難しいのです。私はあくまでも物理療法は運動療法を行う上での補助手段や、組織治癒・疼痛管理を行うための手段であると考えます。
私たちリハビリ専門職は機械にはできない、対象者の微妙な変化、その日のコンディションを捉えるということが可能です。そのため、物理療法を適切に利用し運動療法と掛け合わせリハビリの効果を最大限に引き出すことを強みとしてセラピストにしかできない治療を行えるように自己研鑽を続けていく必要があります。
実際に今回使用させていただいている干渉波の治療器は徒手療法で時間のかかる部位のリラクゼーション効果も3分ほどで得られるため、運動療法前の準備としてはとても有用です。クリニックで時間の制約がある中ではなおさらそれを実感させられます。徒手で各部位にリラクゼーションやストレッチを行い、運動療法前の準備を整え実際に運動指導をして再教育を行うというプロセスの中に、物理療法を加えることで効率化を図るもしくは運動療法の効果を引き上げることが可能になります。そこを判断しプログラムするのは人間である私たち専門職にしかできないことです。
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まとめ
今回は短い内容となりましたが、干渉波のデモ機に触れて実際に使っている中でふと、この記事を書きたいなと思う内容を書かせてもらいました。
リハビリテーションとは何か、そしてそこに国家資格を有する専門職が存在する意味・必要性とは何か。専門職として何を見出すことができるのか。私が常に考え仕事をしている中でリハビリ＝電気という考えは非常に気に食わないのです。笑
例えるなら物理療法は下味をつける段階であって、そこに調理をする人間がいなければ料理は完成しないわけです。リハビリも同様に物理療法はあくまで組織に対するアプローチで、その後に機能促通や機能再教育をする運動療法をセラピストが提供する必要があると私は思います。
ぜひ、あなたにしかできないリハビリの提供をしてください！
